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Posted by naturum at

2016年09月19日

素早く乾燥!室内でテント・スクリーン等を干す方法



キャンプを終えて撤収する際、気になる事が
「テント・スクリーン等の乾燥」
です。

晴天の場合には、テントを片付ける時に陽射しと風をたっぷりと浴びさせて乾燥してから収納バッグに入れることが出来るので安心です。

しかし、曇天や雨天の場合には、夜露や湿気でしっとり濡れたままだったり、さらに酷いとずぶ濡れの中ゴミ袋に詰め込むのが精一杯でビショビショだったりします。


この濡れたテント等を乾燥させるのがまた大変な場合があります。

時間や天候、環境、経済的に余裕のある方は、
・庭やベランダに広げて干しておく
・キャンプ場や公園等の広場に行き、仮設営して乾燥させる
・メーカーの乾燥サービスを利用する
等の方法で乾燥できます。

ですが、私達家族を含め、中には
・アパート、マンション等住環境の制限で庭や広いベランダが無かったり、落下の危険性からベランダに大物を干せない
・雨天続きでベランダに長時間干せない
・簡単に広場等へ仮設営に行けない
・メーカーが乾燥サービスをしていない
方も多いのではないかと思います。

だからと言って、
「次回のキャンプまでこのままでいいや!」
なんて濡れたまま放っておくわけにもいきません。
ビショビショで濡れたままの不快なテントを使う羽目になるばかりか、最悪の場合カビ・錆まみれになります。

大切なテントはしっかりと乾燥・手入れをして、末永く愛用しましょう。


今回は、私達が実践している、初心者の皆様や住環境等の制限がある皆様には特にオススメしたい
「室内でテント・スクリーン等を素早く乾燥させる方法」
をご紹介致します。

●平成28年9月19日更新:写真サイズアップ


【用意するもの】

・部屋1室
テントのサイズにもよりますが、私達が使っている300×300のテントでも8畳あれば十分です。
・布団乾燥機
これで温風を送り込みます。
・除湿器
湿気を取るための補助役です。無くても構いませんが、乾燥時間短縮のために使ったほうが便利です。
・サーキュレーター
温風を拡散させるための補助役です。扇風機でも構いません。


【手順説明】

※まず事前に、あまりにもびしょ濡れの場合には、ベランダや玄関の土間、浴室、駐車場等で、水がだらだら落ちない程度にまでは水気を切っておきましょう。




テントのインナーを床面を下にして室内に広げ、中にフライシートやスクリーン等、乾かしたい物を詰め込みます。
この時中に詰め込む物は、まだ広げなくて構いません。
インナーの上部に換気用のメッシュ等がある場合は、ファスナーを閉めておきます。




サーキュレーターを強風モードにして電源を入れ、インナーの入口際に入れます。




サーキュレーターの電源コード部分は、空気が逃げないようにファスナーできっちり閉めておきます。




インナーの裏口から、除湿器を入れて電源を入れた後に...




布団乾燥機のホースを入れて、除湿器の電源コードと共に空気が逃げないようにきっちりとファスナーを閉めておきます。

インナーに裏口が無く、出入口が1ヶ所のみのテントの場合は、サーキュレーター・除湿器・布団乾燥機のホース全て同じ所から入れて構いません。




布団乾燥機の電源を入れます。
インナーがみるみる膨らんできます。




まるでケシュアの空気を入れて膨らむテントのようで、見ていて面白いです。
風船のように膨らみ過ぎて爆発したりはしないので大丈夫です。




そこそこ膨らんだら、中に入ります。
(※入ったらファスナーをすぐに閉めましょう。みるみる萎んでくるので、中での作業がやり辛くなります。)
まるで温室のような暑さですが、中の空気は乾燥しているので我慢できる範囲です。

中に詰め込んでおいたフライシートやスクリーン等を広げて、濡れた面を露出させて温風に当たるようにします。

広げ終わったら再び外に出て、入口のファスナーを閉めるとまたインナーが膨らみ始めます。

適宜、この「中に入って中の物をひっくり返したり広げ直したりする」作業を繰り返します。


全て乾いたら作業完了です。
サーキュレーター・除湿器・布団乾燥機を取り出した後、中に入れたフライ・スクリーン等を取り出し、綺麗に畳んで収納バッグに片付けて終了です!


この方法なら、

●外に干す場所や時間が無くても乾燥できる
●雨天や乾きにくい季節でも素早く乾燥できる
●キャンプ撤収時に乾燥しきれなかった夜露や細かな湿気も乾燥できる
●どさくさに紛れて雨ガッパや洗濯物も一緒に乾燥できる

等、大きなメリットがあります。
ぜひお試し下さい!


【注意】
・布団乾燥機のホースの口からは高温の風が出ます。シート生地で口を塞いだり、密着することがないよう、離して置きましょう。異常に高温になりすぎて生地を痛める恐れがあります。
・除湿器をひっくり返さないように気をつけましょう。せっかく除湿して溜まった水をぶちまけると、再度乾燥する羽目になります。


【おまけ】





乾燥している間は時間をもて余すので、ペグやポールの手入れでもしていると良いです。
水分や土、草を拭き取り、新聞紙にくるんでおくとしっかり乾きます。
乾いた後は、錆等も磨き落としておきましょう。