インドア家族がキャンプを始めた物語

ファミリーキャンプを始めてから約１年半にして、ようやく「シェラカップ」なるものを購入することになりました。

素材・容量等、メーカーごとに様々な商品がラインナップされているため、私達のような初心者は
「一体どれを選べばいいの？」
と迷ってしまいます。

「求める用途に応じた物を買えばいい。」
...言葉で言うのは簡単ですが、初心者にとってはそれすら難解です。用途はなんとなく考えていても、ベストな物なんて分かりません。

というわけで、今回は
●私達家族が今までのファミリーキャンプで経験してきたこと
●その経験を踏まえて、こんなシェラカップがあったらいいなぁと相談を重ねたこと
を辿りながら、選び抜いた末に購入したシェラカップをご紹介したいと思います。




私達家族は、今まで取り皿として「木目調のプラスチック製お椀」を使い続けてきました。100均で購入したお椀ですが、そこそこの大きさがあり、雰囲気も良い感じで使いやすい食器です。




ただ、いくつか難点もありました。


【①深さが微妙に足りない】

口径は広くて、特にBBQの取り皿としては申し分ないのですが、汁物や麺類を入れる時には容量が不足気味でした。
こぼれないように入れると少ないですし、逆に１杯分としてまともな量を入れると、子供達は今にもこぼしそうになっていてハラハラしていました。


【②汁物等を入れると熱くて持ちにくい】

プラスチック製のため、上記写真のようにスープや鍋物・うどん・ラーメン等を入れると、正直熱くて持つのがたいへんでした。
持ち手も無いので、指先でギリギリ持つ始末...大人でも「熱ッ！」と声が出ます。子供達が火傷したりひっくり返したりしないか心配になるときもありました。


【③意外とかさ張る】

同一品を４点買ったのですが、重ねてみると意外とかさ張り、収納時には場所をとっていました。素材の厚みに加え、底面の形状による無駄な隙間が多いせいで、積み重ねても傾いたりして不便なことも多々ありました。


これらの経験を踏まえ、

●汁物や麺類を入れても余裕のある容量
●熱い料理を入れても安心して持つことができ、できれば子供達でも持ちやすいように持ち手のついたもの
●重ねてもかさ張らず、丈夫で末永く使える
●コストパフォーマンスに優れている

これらの条件を満たす食器を探し続けていたところ「シェラカップ」に辿り着き、さらに素材・容量・形状等を納得ゆくまで比較検討した結果、購入した商品がこちらです。




Belmont(ベルモント)
チタンシェラカップ深型600目盛付 BM-326
実売価格￥1,600前後



軽くて丈夫な金属「チタニウム」製の、シェラカップの中では大容量の部類に入る商品です。家族４人分購入しましたが、チタン製のものにしては他メーカーのシェラカップよりもずいぶん安価なので家計にも優しいです。




欧州辺りのブランドっぽい名前の響きですが、「株式会社ベルモント」は新潟県三条市にあります。各種アウトドア用品はもちろん、釣り用品でも有名なメーカーとのことです。




カップの内側には目盛りが刻まれています。
ポイントはその刻み方で、50毎の「100・300・500」の目盛りのほか、90毎の「180・360」の目盛りも刻まれています。
「180=１合」ですから、お米の計量も可能です。
トランギアのメスティンでご飯を炊く際にも重宝しそうですね♪




カップ部分の直径は129mm、持ち手を含めた長さは192mmです。




深さは65mmです。
ホットコーヒーの缶と比較すると、シェラカップにしてはかなり大きいことがわかりますが、重ねてみるとこんなにスッキリ収まります。

底面が広い深型形状ですので安定感があり、倒してこぼれてしまうおそれも減ります。
また、持ち手の部分が指にかけやすい独特のカーブを描いているので、子供の小さな手でも安心してグリップできます。

容量が600もあれば、取り皿としてはもちろん、汁物・麺類の器としてもじゅうぶんです。




製造時の研磨粉や金属臭を取り除くための煮沸も行いました。次回のファミリーキャンプへ持ち出す準備もバッチリです！




今まで悩んでいた食器の難点を解消しつつ、アウトドアレジャーの雰囲気づくりにも大きな戦力となる「シェラカップ」がついに私達家族のもとに加わりました！
実際のファミリーキャンプで使用するのがとても楽しみです♪


様々な素材・容量がラインナップされているシェラカップ。「どれを買えばいいのかわからない」とお悩みの皆様へ、当記事が少しでも選び方の参考となれば幸いです。