2016年10月08日
【初設営】snow peak「ランドステーションLセット」のいろんな試し張り

先日私達家族のもとに届いた、snow peakの
「ランドステーションLセット」
ですが、さすがにファミリーキャンプぶっつけ本番で設営するのは不安ですので、
福井県坂井市【たけくらべ広場】
にて、試し張りをしてきました。
ランステ・ツインピルツ・パビリオン等、このタイプの特殊幕は、私をはじめ初心者には設営方法すら謎ですから、手を出すには勇気がいると思います。
そんな方に少しでもお役に立てるよう、要所毎に記録してきましたので、参考になれば幸いです。
【関連記事】
・snow peak「ランドステーションLセット」購入!開封してみました。

赤トンボが飛び交う秋晴れの空の下、妻と「たけくらべ広場」にやってきました。
いよいよランドステーションLの試し張りです。
覚悟を決めて、いざ挑戦!

ポールや張り縄、ペグを取り出しつつ、ランドステーション本体を芝生の上に広げてみました。
第一印象は「デカい!...と言うより、長い!」
が、その迫力に負けずに頑張ります。
尾根となる長辺を折り目に見立てて半分に折り重ね、建てたい方向に定めて置きます。

取扱説明書によると、ランステの設営方法は
「ヘキサタープを設営する場合と基本は同じ」
だと判明しました。これなら安心です。
まず、本体を支えるポールの頂点から左右それぞれ概ね45度の角度で張り縄を張るため、その位置にペグ(ソリッドステーク40)を打ちます。
つまり、210cmポールが立つ位置から、写真のようにL字型にポールを並べた先が、ちょうどペグを打つ位置になります。

ポールが立つ位置にも、後の手順の目印としてペグを仮打ちしておくと便利です。

ポールの場所を置き換えつつ、片側につき左右1発ずつ=両側合計4発の位置を割り出したら...

ソリッドステーク40を打ちます。
長いですが、頭がカーブしている一般的なスチールペグやアルミペグと異なり、真っ直ぐなので力が伝わりやすく打ちやすいので、意外とすんなり埋まります。

次に210cmポールを立てます。
幕本体の尾根両端に、ポール先端を差し込むハトメが空いていますので...

幕の内側からポールを差し込んでいき...

ポールの先端をハトメに通します。
すると、先端を覆うためのカバーが幕本体に付いていますので...

張り縄中央のループをポール先端に通してから、カバーを巻き付けて固定します。
このポールの先端、滑り止めのためのギザギザした溝が掘ってあるので、風にあおられても張り縄が抜けにくくなっています。
よく考えてあるなぁと感心しました。

先端を固定した後は、最初に目印として仮打ちしたペグのところから真っ直ぐポールが立つようにしながら、自在を調節して張り縄にテンションをかけると...

写真のように幕本体がとりあえず自立します。
まるで巨大な壁のようですね。
ここまで来れば(自立さえしてしまえば)倒れることもないので、後の作業は1人でも余裕です。

幕本体の中心から見て、いちばん遠い箇所から順番にペグを順番に打っていきます。
使用するペグはソリッドステーク30です。
まずは両端から始めていき...

次は、その両サイド...という順番です。
ペグを打っている間は、幕本体の周りをくるくる周り歩くイメージです。

中央付近までやってきました。
ここで、140cmポールを立てるハトメがありますので、最初に立てた210cmポールのやり方と同じように140cmポールを立てて張り縄で固定し、その後残りのペグ打ちを済ませます。

これで、公式サイトや商品パッケージの写真でよく見る、いわゆる「基本型」の設営ができました。
就寝時にはこの型になるわけですね。
その大きさが放つ迫力はもちろんのこと、幾何学的というか、不思議な造形美を感じます。

横から見てみます。
140cmポールが長辺の斜面を押し上げてくれることにより、内部のスペースが拡大されているのが分かります。
さて!ここからはランステ最大の魅力
「多彩なセッティングバリエーション」
を体験していきましょう♪

まずは片側のファスナーがある部分を全て開いて、風通し口兼出入口を作ってみました。
確かこれも公式サイト等に写真が載っていたと思います。

ランステの下部には、写真のようなペグで留めるループやポールを立てるためのハトメがあらゆる箇所に設けられており、好きなように使い分けて様々なセッティングを楽しめるようになっています。

ファスナーは2重構造になっていて、親切なことに赤・黒と色分けされた持ち手のヒモが最初から付いています。
外側のファスナー(黒)を開くと「マチ」が付いた状態で開き、内側のファスナー(赤)で「マチ」を外したり付けたりできます。
ファスナーの作りは丈夫で、動きも滑らかです。

開いて余った部分の幕や使わない「マチ」は、くるくると巻いて留めておくことができます。
留める箇所もたくさんあります。

反対側も弄ってみましょう。
手持ちのタープ用ポールとテントのヒサシ用ポール、合計3本を流用して、ガッツリ跳ね上げてみました。

跳ね上げた部分の面積だけで、今まで使用してきたアルパインデザインのヘキサタープ以上あります。
これは広い!素晴らしい!
暖かい季節の昼間はこのスタイルが良さそうです♪

続けて、「マチ」を設けた状態でポールを1本だけ流用し、張り縄だけでうまく造形してみました。

無駄な風を防ぎつつ視界も確保できるので、春や秋に良さそうです♪

斜めから見て気付きましたが、これなら雨が降ってきても、ヒサシ部分から二股に水が流れ落ちてくれそうです。

セッティングバリエーションによっては張り縄をその都度付け替える必要があるので、着脱が簡単に行えるよう、帰り道にカラビナを数個買ってきました。

試し張りを楽しんでいると、いつの間にかお昼になっていました。
妻とお昼ご飯を食べ、この日は撤収となりました。

今回の試し張りで、設営要領をしっかりと頭に入れることができ、自信がつきました。
ファミリーキャンプでの実践投入がますます楽しみとなりました♪
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